先般の国家エネルギー局の発表によると、今年上半期の中国のエネルギー消費は回復し、全中国で消費した電力量は2.95兆kwh、去年同期より6.3%の増加で、増速比では去年同期より3.6ポイント上昇した。
エネルギー構造は一段と合理化され、石炭消費の比重は下降し、クリーンエネルギーの消費比重が上昇した。上半期、石炭消費の比重は約59.8%で、去年同期比で0.6ポイントの下降となった。天然ガスと非化石エネルギーの消費比重は合計20%で、去年年末より0.3ポイント上昇した。
エネルギー需給は相対的に緩やかなものになっている。概算では、上半期全国のエネルギー生産総量は約16.9億トン標準炭で、その中でも、原炭産出量は17.1億トンで、同比で5%の増加、原油生産量は9645万トンで、同期比で5.1%下降した。天然ガスの産出量(シェールガス・コールベッドメタンを含む)は741億立方メートルで、去年同期比で8%の増加となった。
エネルギー業界の収益は分化している。価格の上昇により、全国の石炭採掘選炭業の今年1月―5月の黒字は1233億元で、企業経営の収益は改善された。石炭発電業はコストの上昇により、欠損が生じた。