資料写真:航空機の搭乗員が「支付宝」で商品代金を徴収する様子(新華社撮影)
米国メディアは先ごろ、中国が大胆な経済実験を進めていると報道した。これは債務やインフラ支出、その他ブームとなっている経済テーマとは関係なく、現金と関係があり、具体的には中国がどのようにシステマチックで速やかに紙幣と硬貨の使用を終わらせるかということだ。
米『ニューヨーク・タイムズ』は7月18日の記事で、中国の都市では、ほとんどの人がスマートフォン(スマホ)を使って各種の費用を支払っていると伝えた。レストランでは、店員が微信(ウェイシン)か支付宝(アリペイ)のどちらで会計するかを尋ねるだろう。これは2種類のスマホ決済方法で、現金はその後に聞かれる第三番目の支払方法となっており、お客が現金を使う可能性は小さいようだ。
同じように驚かされるのは、こうした変化のペースがとても速いことだ。わずか3年前はこのような状況ではなく、誰もが現金を使っていた。