ベンチャーキャピタルの金沙江創投で董事総経理を務める林仁俊氏は、「科学技術の観点からみると、これは中国でいち早く起こっている最も重要なイノベーションの一つで、今のところ中国にしかない」との見方を示した。
スマホ決済はすでに中国を席巻した。統計データによると、2016年の中国のモバイル決済額は5兆5000億米ドルで、米国の市場規模1120億米ドルの50倍前後に上った。
これについて記事は、騰訊(テンセント)と、阿里巴巴(アリババ)の傘下にあるファイナンス企業の螞蟻金服--この中国インターネット企業2社はそれぞれ微信と支付宝の運営事業者--が金鉱の上に座り、非常に大きなシェアを握っていることを意味すると伝えた。この2社は取引からお金を稼ぐことができ、他社から支払プラットフォームの使用料を徴収すると同時に、支払データを収集し、信用システムから広告までの各種サービスで運用することが可能だ。