豪メディア:「中国の危機」の予言はなぜ間違っているか

豪メディア:「中国の危機」の予言はなぜ間違っているか。

タグ: アジア金融危機

発信時間: 2017-07-29 09:12:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今年7月はアジア金融危機の20周年である。今年は、世界金融危機の10周年、1987年の株式市場大暴落の30周年でもある。このため危機の予測に熱心な人は自然と、世界経済が今年、崩壊するかとの予言をこの時とばかり行っている。

中国が世界の不安定の源となると予測する人は少なくない。彼らは、中国の債務とその国内総生産(GDP)レベルの比という誤解を招きやすい数字に注目し、GDP成長の鈍化が銀行業の危機をもたらし、1997年のような金融危機が起こると頑強に論じている。もちろん歴史がそのまま繰り返すことはないが、将軍らはいつも前の戦争に取り憑かれているのが常である。我々が2007年の危機を予測できなかった原因は、2000年のインターネットバブルを再演しないということに意識が集中していたことにある。現在のアジア全体、とりわけ中国の状況は1997年の時とはまったく異なる。最も重要なのは、彼らが現在、経常収支の黒字を保持しており、外貨融資のリスクで受け得る衝撃もずっと低いということだ。

多くのウォッチャーはリスクだけを見て、リターンのチャンスが見えていない。中国の最新データによると、第2四半期の実質GDP成長率は6.9%である。名目価値で計算すれば成長率は11.1%に達し、経済全体が保っている力強さがうかがえる。消費者の自信はまだ高く、不動産の資産効果に加え、賃金も強力に成長しており、住民の消費を後押ししている。現在、小売の成長は11%で、ここ18カ月で最高に達している。輸出の成長も11%を超え、「輸出を刺激して中国経済を刺激するには、人民元の価値を40%下げる必要がある」との12カ月ほど前になされた主張をますます弱めている。実際に「エンジン」はすべて稼働しており、固定資産投資とりわけインフラ投資は依然として強力で、減速するだろうと予想されていた不動産でさえ7.6%で成長している。

中国全体のGDPが欧州全体のGDPの値に相当するというのが現実である。中国はその規模において欧州に匹敵し、地理や気候、方言も同様に多様である。人口は欧州の2倍を超え、一部地域の経済規模は、欧州の主権国家に相当する。もちろん中国の株式と債券の投資者は、具体的な分野や企業に注目する必要がある。GDPの成長が「力強い」ことはすべてが黒字となることは意味していないからだ。だからこそ我々は「中国2.0」、輸出と生産から輸入と消費への転換を語ることを好む。現在、輸出と生産は依然として強いが、輸入と消費はさらに強くなっている。(文:マーク・ティンカー)

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月29日

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