「配電網の閉ループ運用は故障時の無停電を実現できる。『二重鎖グリッド化閉ループ』の運用は電源の道を増やし、電流を強制的に平均分配するものとなる」。電力網プロジェクトの管理責任者を務める陳建鈿氏は、閉ループによる運用は、電力供給の行き止まりを貫通させ、一方向の渋滞を恐れる必要がなくなったようなものだと説明する。グリッド化された閉ループ運用は、行き止まりを貫通させただけでなく、両方向の車の流れのように、交通をよりスムーズにした。陳建鈿氏によると、大部分の配電網は送電だけを任務としている。この配電網は、電力を送ることにとどまらず、確実に送ることを任務とする。「以前の道は、幹線道路であれ村道であれ、通ることができればよかった。この配電網では、まず高速道路(幹線レベル)で居住地の入口まで運び、それから居住地の道路(支線レベル)で家まで送り届けるといった方式が実現された」
「二重鎖グリッド化閉ループ」の研究は2014年末にスタートし、今年4月に難関をクリアして集中施工段階に入った。スマート端末と自動復旧システムが主要技術となる。専門家によると、横琴の「二重鎖グリッド化閉ループ」の配電網フレームワークと保護・自動復旧制御システムは、電力供給フレームワークの結果や多層的な自動復旧連係技術などの面で世界をリードする水準に達している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月29日