一方で、中国政府が湾岸協力会議(GCC)と自由貿易協定の交渉を進めているが、湾岸諸国で最近、内部的な不一致が生じたことが中国との貿易に影響を及ぼす可能性があるとも指摘。李氏は、「自由貿易協定の交渉は今年上半期に完了するはずだったが、今もまだ湾岸協力会議の内部的な不一致によりプロセスに遅れが出ている」と話した。
李紹先氏は、中国の優位性は中東各国との関係がいずれも素晴らしいことであり、力の及ぶ限り各国の和解を推進するとの見方を示した。「中国が中東での利益を持続的に拡大するのに伴い、中国の政治的影響力もそれに応じて増えていく」とみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月8日