世界経済ガバナンス改革におけるBRICSのパートナーシップ強化に期待

世界経済ガバナンス改革におけるBRICSのパートナーシップ強化に期待。

タグ:BRICS

発信時間:2017-08-31 16:26:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の誕生以来、その協力関係はBRICS5カ国にとどまらず、全ての新興国と発展途上国の協力の表れだとされてきた。これは、BRICS諸国が世界経済ガバナンス改革で新興国や発展途上国を代表して発言権向上に注力してきたことと、深い関わりがある。


 BRICS諸国は、2008年の世界金融危機を転換点に、自国の経済力と相互の協調強化を支えとし、多くの発展途上国の共同的需要に着目し、世界経済ガバナンスの変革を弛みなく推し進めてきた。


 BRICS諸国は国際通貨基金(IMF)と世界銀行のガバナンス構造改革を積極的に推進している。これは伝統的な国際金融機関に新たな進展をもたらし、活力を喚起するものだ。ある識者は「IMFのクォータ(出資額)改革で、ブラジルの出資額が顕著に伸びた。10数年前、ブラジルはIMFの債務国だったが、BRICSの協力が無ければ、短期間でこのようなブレークスルーを遂げることはできなかっただろう。」と指摘した。このような変化はBRICSだけにとどまらない。南アフリカ人文社会科学研究所国家研究院主席は「BRICSの協力で、発展途上国は団結して自らを向上させることを通じ、西側の独占を打破できることが証明された」と話す。


 BRICS新開発銀行(NDB)とBRICS緊急時外貨準備金基金(Contingent Reserve Arrangement、CRA) は、そのような中で機運に応じて生まれ、世界の金融ガバナンス体系整備に積極的に関わっている。アルベルト・アインシュタイン曰く「重要な問題は、その問題を作ったときと同じ考えのレベルで解決することはできない」。BRICS新開発銀行(NDB)とBRICS緊急時外貨準備金基金(CRA)は 、設立から運営まで常に新たな様相を呈してきた。NDBのPaulo Batista副総裁は、「新開発銀行は『新』という名前の通り、それぞれの異なる事情に対応すべき」とし、「我々は融資を必要とする国々に理不尽な要求を突きつけることはない。彼らを尊重し、彼らと平等な関係を築くことを大切にする」と語った。

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