これまではG20サミットの前に、BRICS非公式首脳会合を開催するのが慣例となっている。BRICSは力を合わせて多国間貿易体制を維持し、貿易保護主義に反対、新興国と発展途上国の正当な権益を積極的に守っている。「BRICS諸国は世界経済ガバナンスへの参画を通じて、発展途上国の需要を世界に示すとともに、多くの発展途上国の協力のかけはしとなっている」と、国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)のAlicia Barcena事務局長は語る。
10年の協力の歩みを振り返ると、BRICS諸国は世界経済ガバナンスのパートナーシップ強化に実り豊かな成果をもたらした。このパートナーシップの歴史的意義について、習近平主席は「国際経済のルールは常に革新が必要だ。世界の成長の構造変化に適応し、責任と能力の釣り合いをとる必要がある。我々は、BRICS諸国のグローバルガバナンス体系での地位と役割を高め、国際経済の秩序が新興国と発展途上国の力量向上に順応できるよう、共に尽力する必要がある」と述べている。
RICSは現在の国際体制全体に大きな変化をもたらし、歴史の進歩を体現、国際関係の民主化と世界の多極化推進に寄与している。未来に目を向ければ、「BRICSが世界経済で大きな役割を果たす」という歴史の流れは変わらない。再び厦門を出発点に、BRICSの協力は世界経済ガバナンスの変革に新たな原動力を注ぎ続けるに違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月31日
加强全球经济治理的伙伴(瞩望厦门会晤)