中国の大手造船メーカーは上半期(17年1-6月)に、世界最先端の6000トンの砕石運搬船、世界一の2.5万トンLNG高圧燃料雑貨船、世界最大の3.8万立方メートル型エチレン輸送船、世界最大の2.1万トンのセメント輸送船、世界最大の1.9万トンの一般客が乗船できるコンテナ船、浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)、魚介類を人工的に育成する半潜式海洋牧場など、ハイエンド船舶・海洋エンジニアリング装備の引き渡しに成功してきた。
このほか、2万TEUコンテナ船の進水、8.5万立方メートル型の超大型エタン、エチレン輸送船の建造が開始、世界最大の民間病院船の建造といったプロジェクトも順調に進んでいる。
胡氏は、「中国メーカーが手がける高付加価値船は年々増えてきている。需要の変化に応じ、特に国際市場における環境面や技術面でのニーズの高まりに伴い、高付加価値船は重要な競争分野になってきている」と指摘する。