2つ目は、産業の環境。IoT1.0時代においては産業構造、産業チェーンが整っていなかった。中国は現在、チップ、モジュール、システム、プラットフォームを含む初歩的なモバイルIoT産業体系を確立したことで、産業の急速な発展期に入り、IoTが新技術発展の産業環境で大きく向上した。
3つ目は、応用シーン。人々が「技術を知っているだけで用途が分からない」という探索の段階から、今ではこの新技術がどのような領域に応用でき、どのような問題を解決するかが明確になった。権威機関の研究によると、モバイルIoTは、グローバルネットワークの設備数を2020年に240億超に増やし、2025年の世界経済成長に対する影響力は金額にして11兆1000億米ドルと、世界GDPに占める割合が11%に達する見込み。
何桂立氏は記者会見で、2020年に中国IoT市場が4兆元を超えるとの見方を示した。スマート製造、公共事業・スマートシティ、クルマのインターネット(テレマティクス)・交通・物流、スマートホーム、ウェアラブルがIoTの発展する5大分野となり、うちスマート製造と公共事業・スマートシティが1兆元規模の市場になるとみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月8日