自動車業を例に挙げると、今年上半期に自動車業は5.76%上昇、融資残高は2.22%増加。融資額が大幅に縮小する中で、上半期に融資残高が増加したのは4セクターだけだった。
しかし下半期に入ってから、耐久消費財セクターは退潮し、自動車業も下落した。自動車業は下半期に1.64%下落し、株価の上昇率は家電と医薬・バイオ銘柄を上回っただけで、全業界の中でワースト3になった。また、自動車業の融資残高は0.21%減少。下半期に融資残高が減少したのは3セクターだけだった。
上海総合指数と融資残高がピークに達する兆しはまだ見られないが、融資データを見ると、9500億元の融資残高はここ数年高水準を推移することが予想される。また、資源株などの市場を押し上げる銘柄は引き続き堅調な動きとなり、融資残高がピークに達するかどうかを左右するとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月10日