フォルクスワーゲンはこのほど、EV版マイクロバスを製造すると発表した。2022年発売予定で、「21世紀のクラシックカー」を目指す。大きさは小型SUVと同等で、デザインは1960年代の人気モデルに近い。「I.D. BUZZ」をベースとし、8人の乗客と荷物を収容可能だ。
このEVコンセプトは、100%自動運転を見どころとしている。アクセルもハンドルもなく、都市部のカーシェアリング向けに設計されている。同社は同分野をめぐりCar2go社と試行中。Car2goは米国7都市の利用者向けに、「Smart」を1時間単位でレンタルする。
独ダイムラーは「自動車は保存された個人情報と現在の外出計画に基づき、乗客にルートを推薦することができる。乗客は承認と拒否を選択できる。車内のディスプレイには、最近鑑賞したコンサート、あるいは乗客が好むスポーツが表示される。これは未来の自動車の1+1シェアリング機能だ。将来的に、車を呼びたければ車の方から来てくれるようになる。フロントドアがディスプレイで、挨拶を自動的に表示する」と説明した。
このコンセプトは斬新だが、人と車の交流に注力するという、独自動車大手の未来の計画を力強く示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月12日