中国財政部が9月11日に発表した最新統計によると、8月の全国一般公共予算収入は前年同期比7.2%増の1兆652億元だった。全国一般公共予算支出は1兆4647億元で、前年同期に比べ2.9%増加した。
8月の全国一般公共予算収入のうち、税収は16%増の8907億元で、増加率が上半期と7月をいずれも小幅に上回った。財政部国庫司の責任者は、経済運営が安定しつつ上向いたことやインフレが主因と分析。特に、個人所得税は18.7%増の868億元で、主に所得や配当、賞与の増加が後押しした。資源税は、鉱産物価格の上昇が寄与し、111億元に62.7%増加した。
統計によると、1-8月の累計で、全国一般公共予算収入は前年同期比9.8%増の12兆1415億元。うち中央一般公共予算収入は9.3%増の5兆7506億元と、年初予算の73.2%に達し、地方一般公共予算本級収入は10.2%増の6兆3909億元で、年初代編予算の71%に達した。また、全国一般公共予算収入のうち、税収は10兆3410億元に11.6%増えた。