「BRICS首脳会議・厦門(アモイ)が成功したばかりで、私たちは厦門商談会のプラットホームを利用してより多くの中国企業と技術協力を進め、中国企業によるブラジル投資が増えることを望んでいる」。9月18日、2017厦門国際投資貿易商談会(厦門商談会)が開幕した現地で、ブラジルから来たロベルト・ベイリッツ・カスト氏は『経済参考報』記者にこう話した。
これは「ポストBRICS」効果が徐々に現れている縮図の一つだ。第9回BRICS首脳会議・厦門の成果や「一帯一路」構想と深く連動するプラットホームとして、厦門商談会が10大産業に焦点を絞り、多くのプロジェクトを相次ぎ実行に移したことで、インフラなどの既存分野に加え、電子商取引やハイテクなどが投資の新たなトレンドとなった。業界関係者は、BRICS各国が中所得国の罠に陥ることや、AI(人工知能)とロボットの挑戦に警戒し、関連国が構造改革と調整を進める必要があるとの見方を示している。
9月5日、第9回BRICS首脳会議・厦門が幕を閉じ、期間中にまとめられた経済・貿易対策は投資、貿易、経済技術協力などの分野での実務協力を強化するための新たな青写真を描いた。その10日後に開かれた厦門商談会は、BRICS協力2度目の「黄金の10年」と深く連動し、それを開くものと位置付けられている。