「参考消息網」は9月13日、「21世紀に入って飛躍的な世界企業を生み出した国はどこか」と問いかける記事を掲載した。日本メディアは、20世紀末と現在を比較した上で、中国、日本、アメリカ、ドイツの市場価値ランキングにおける上位企業の変動から3つのポイントを指摘している。それは「強いアメリカ」、「勃興する中国」、「停滞する日本」である。
「日本経済新聞」ウェブサイトの9月12日記事は、世界の株式市場は東北アジアの地政学的リスクにさらされているにもかかわらず、2017年6月末現在の市場価値の合計が77兆ドルと史上最高水準にあるとした上で、それを牽引するのは世界最大の米国株式市場であると指摘する。現在、ニューヨーク株式市場とナスダック証券取引所が世界の約40%を占めている。
1989年、日本の不動産バブル時代に世界最大規模だった東京株式市場は現在、アメリカの2大市場の後塵を拝し、世界第3位である。2012年下半期に始まったアベノミクスで盛り返したとはいえ、21世紀の日本経済の足取りは重い。株価指数で比較すると、20世紀末より40%ほど高くなっているに過ぎない。1.6倍に上昇したナスダック指数や90%上昇したドイツ株式市場と比べると見劣りする数字だ。