米メディアによると、中国は昨年、セルビアで道路と鉄道の建設に大規模な資金を投じ、中国商品の西欧市場参入につながる交通回廊を打ち立てることを約束した。セルビアが「一帯一路」インフラ計画で中心的な位置を占めると説明。米国が世界のステージから撤退するのに伴い、中国はその影響力を欧州の中心まで広げようとしている。
米『ニューヨーク・タイムズ』ウェブサイトは9月12日、中国が現地で雇用を増やし、現地人の生活水準を上げ、セルビア経済の発展を促進していると伝えた。「セルビアは中国にとって欧州での主要な協力パートナー」とセルビアの建設交通インフラ省のゾラナ・ミハイロビッチ大臣は話す。
報道によると、中国の国有企業、河鋼集団はスメデレヴォで4600万ユーロ(約3.6億元)を投じ、雇用5000人をもたらす買収を行った。この人口10万人の都市で数十年続くセルビア唯一の製鉄所を買収。中国は、互恵・ウインウインの局面をつくりたいとの意向を示している。