シェア自転車は中国のシェアエコノミーで最も競争が激しい分野だ。ofoとMobikeはシェア自転車で競い合うユニコーン企業で、その評価額はいずれも約30億米ドルに上る。彼らは貧弱な自転車をクラウドサービスを活用したスマート設備に再設計した。中国の大都市では至る所にカラフルなシェア自転車のサービスがある。自転車の追跡技術があるため専用の駐輪場を造る必要がなく、どんな場所でも自転車を借りたり返却したりできる。しかしこの利便性は新たな問題をもたらした。ofoは他社に先駆けて信用ポイントシステムを導入。マナーの良い利用者にはポイント加算、道路の真ん中に停めるなどマナー違反者は減点する。
中国の新たな起業家は明らかに優位な地位にあるが、彼らは依然として多くの面で挫折に直面する可能性がある。中国ではイノベーションが加速するなか、企業が発展を続けるのは容易ではない。一部の企業が注目される裏側では、他の企業が急速に蹴落とされる。しかし優れた企業はこれらの障碍を乗り越え、適時に競争力を強化し、至る所でより良い製品とサービスを供給できるに違いない。中国のスタートアップ企業は、世界に想像もできない発明―空飛ぶ自動車をもたらす可能性もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月26日