世界の大富豪の数が過去1年間で約8%増加した。コンサルティングのキャップジェミニの最新報告によると、2016年の世界の百万長者の数は約1650万人で過去最多となり、うち中国人は約7%を占めた。ロイター通信が28日付で伝えた。
報告によると、2016年に世界の百万長者の数は115万人増加し、資産家の総資産は8.2%増加し最高の63兆5000億ドルに達した。2025年の総資産は100兆ドルを超える見通し。資産家とは、住宅、収蔵品、消費財のほかに投資可能資産が100万ドルを超える人を指す。
百万長者が最も多い国トップ4は米国、日本、ドイツ、中国で、全体の3分の2近くを占めた。フランスはイギリスを超えて5位だった。報告によると、米国の百万長者の数は2015年の446万人から480万人に増加し、中国は100万人から113万人に増加した。
2017年第2四半期時点で、世界の百万長者が保有する資産のうち、株式は2016年の24.8%から31.1%に上昇、固定収入資産は18%で横ばい、現金資産は2016年の23.5%から27.3%に上昇。アジア・太平洋地域、欧州、北米市場は資産増加への寄与度は横ばい、ロシア、ブラジル、カナダ市場は前年比で低下した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月3日