「中国はグリーンファイナンスシステムの構築を加速し、金融に現代経済のなかで中心的な機能を発揮させることで経済のグリーン化・低炭素化発展を促進しており、中国のグリーンファイナンスに対する需要は非常に大きい」。中国-ルクセンブルク・グリーンファイナンス・イノベーションフォーラムで、中国証券監督管理委員会(CSRC)中証金融研究院・副院長、中国金融学会金融専業委員会・副主任の馬険峰氏は、グリーンファイナンスシステムの構築がグリーン証券投資ファンドの発展にとって有利な条件を整えたと説明。また、「中国政府は、金融機関がグリーン株式指数、グリーン債券指数・関連商品を開発し、ファンド管理機関がグリーン指数をベースとした公募・私募ファンド商品を研究開発し、 投資家のニーズを満たすよう奨励している」と述べた。
フォーラムでは、中央財経大学グリーンファイナンス国際研究院、ルクセンブルク証券取引所、中証指数有限公司が共同で「沪深300緑色領先股票(リーディングストック)指数」を発表した。同指数はグリーン指数研究において、グリーンサプライチェーン、環境影響変数、グリーン収入など多次元で構成された初のグリーン指数となる。業界関係者は、これが中国のグリーンファイナンスと国際市場の深い融合とイノベーション協力を推進するとの見方を示した。