世界銀行は先ごろマレーシアで、「東アジア・太平洋地域経済半期報」を発表し、今年と来年の中国経済の予想成長率を引き上げた。中国が継続的に国有企業改革を深く進めていることを高く評価した。
過去5年にわたり、中国はかつてない決心と力度で国有企業改革を進め、重大な方策を打ち出した。規模が大きく、国民経済の命綱となる産業に深くかかわる国有企業は、改革が着実に進んだだけでなく、発展構想と経営方式が一新された。専門家は、中国の国有企業改革が依然として道半ばだが、ここ5年間の実践をみると、国有企業改革が正確な軌道に沿って前進しており、中国経済のモデル転換・高度化に強大な力として貢献していることが明らかになったとしている。
国有企業改革のトップダウン設計は基本的に完成し、改革試験プロジェクト10件で複製可能な経験を得た上に、3分の2を超える中央企業が社会資本を導入した。先ごろ開かれた発表会で、国有資産監督管理委員会(国資委)主任の肖亜慶氏は、5年にわたる中国国有企業改革の道のりについて丁寧に総括した。