中国国家安全生産監督管理総局は先ごろ、2020年までに非石炭鉱山6000カ所を閉鎖する方針を明らかにした。
「十三五」(第13次5カ年計画、2016年~2020年)期間の非石炭鉱山における安全生産の管理に関する『非石炭鉱山安全生産計画』の中で明らかにしたもの。
この中で、生産現場の安全管理と労働者の健康管理を一体化した管理制度の確立を促すことや、安全管理の専門的な法律執行に関する情報プラットフォームと責任追及に関するデータベースを構築し、「ブラック・リスト」制度を完備する方針もあわせて示した。
20年までに非石炭鉱山6000カ所を閉鎖するという今回の方針について関係責任者は、「責任は極めて重大であり、大きな困難が伴う」と指摘。前の「十二五」(第12次五カ年計画、2011-15年)期間に、非石炭鉱山の閉鎖が大きく進み、鉱山数は著しく減少、2016~17年の非石炭鉱山の閉鎖数はすでに3143カ所に上ったが、この先の目標達成はより困難になるとしている。