中国造船業、1-9月の受注量世界一 韓日に大きな差つけ

中国造船業、1-9月の受注量世界一 韓日に大きな差つけ。

タグ:造船業

発信時間:2017-10-14 13:28:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国の造船業が最近、「世界一」または「アジア一」の一連の船舶の竣工と受注で、再び世界の注目を集めている。韓国メディア『亜洲経済』(Aju Business Daily)が伝えた海運市況調査機構の英クラークソン社の11日の発表によると、今年1月から9月までの世界の海運船舶の発注量は標準貨物船換算トン数で1593万CGT(573隻)にのぼり、昨年同期(979万CGT、438隻)から614万CGT増えた。国別の発注量は、中国が509万CGT(217隻)、韓国が405万CGT(133隻)、日本が147万CGT(76隻)だった。

 

 聯合ニュースも9月、今年1月から8月までの発注量は、中国が422万CGT(195隻)で世界1位、韓国が348万CGT(104隻)で世界2位だったと伝えている。

 

 『亜洲経済』のウェブサイトは29日、英国の造船・海運調査機構のクラークソンの情報として、今年1月から8月までの世界のクルーズ船の発注量は23隻で、前年同期から49%増えたと伝えた。超大型原油タンカー(VLCC)の発注量は32隻、アフラマックス級船舶の発注量は38隻だった。クルーズ船の発注量は比較的少ないが、その発注金額は156億ドルに達し、全体の40%前後を占めている。

 

 クルーズ船と海洋総合設備は、代表的な高付加価値船舶である。クルーズ船を専門に生産する欧州の造船所は、10隻余りのクルーズ船を受注するだけでも、韓国や日本などの競争相手の国にその業績で肩を並べることができる。

 

 報道によると、中国は現在、この巨大なクルーズ船市場への進出を加速しており、特に今年は注目すべき成果を上げている。2月には15億ドルに達するクルーズ船の注文を受け、さらに3月には11隻のクルーズ船の受注に成功し、これまで欧州が独占していた市場でシェアを徐々に広げている。韓国では逆に、大手造船会社の「STX造船海洋」が、傘下の「STX France」や「STX Finland」などのクルーズ船の造船所をすべて売却している。

 

造船業界の関係者は、「STX造船が持っていた欧州の子会社を除けば、韓国には、クルーズ船市場に進出した造船企業はほとんどなかった。債権団は子会社の投げ売りを急ぐ余り、競争力を失わせてしまった」と指摘している。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月14日


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで