「参考消息網」は10月15日、米メディアの記事を引用しながら、世界の自動車メーカーが電気自動車(EV)の開発を加速させている大きな要因は中国にあると報じた。
米紙「ニューヨークタイムズ」ウェブサイトの10月10日付記事によると、大量の資金および次世代技術の主導的推進から、中国は世界最大のEV支持国となっている。その結果、デトロイトから横浜、ソウル、シュトゥットガルトの自動車メーカーがモデルチェンジのペースを速めている。さもなければ世界最大の自動車市場から取り残されかねないからだ。
すでに中国政府は、2025年までに中国で販売する自動車5台のうち1台を代替エネルギー車にするように求めている。中国政府は先月、新しいルールを発表した。もし世界各地の自動車メーカーが今後も通常の自動車を販売したいのなら、より多くの代替エネルギー車を販売しなければならないというものだ。中国政府の官吏は、最終的にはガソリン車での新車を認めなくすると述べている。
中国はかつて、政府による育成と安い労働力という強力な組み合わせによってアパレルや製鋼、レースといった産業を復活させてきた。最近では太陽光発電や風力発電といったグリーンエネルギー産業を再生している。