中央銀行貨幣政策司は「人民元国際化報告書」(以下、同報告書)の中で、人民元レート形成メカニズムの市場化をさらに進め、レートの柔軟性を徐々に高め、人民元の世界通貨体制における安定的な地位を維持するとした。
同報告書によると、人民元を準備資産にする中央銀行と金融当局が増えている。人民元のSDR(特別引き出し権)入りから満1年になるが、60以上の国と地域が人民元を外貨準備高に組み入れている。
シンガポール、ロシア、欧州中央銀行も
人民元は昨年10月1日、米ドル、円、ユーロ、ポンドに続き、国際通貨基金(IMF)のSDR構成通貨になった。人民元は世界でより広く認められるようになった。