中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は先ほどワシントンで、国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会に出席した際に「中国の今年下半期の国内総生産(GDP)成長率は0.1ポイント上昇し、7%に達する見通しだ」と述べた。ロシア・タス通信(北京)が16日に伝えた。
周総裁の発言の要旨は下記の通り。
今年に入ってから中国の経済成長の原動力が強まり、上半期のGDP成長率が6.9%に達した。下半期は7%を実現する見通しだ。
経済成長を促す主な動力は、各世帯の消費の急成長だ。社会消費財小売総額は1-8月に前年同期比10.4%増となり、消費先が従来の商品から徐々にサービスに転じている。そのためサービス業の発展が加速し、第三次産業付加価値額がGDPに占める割合は、15年前の約40%から現在の55%に上昇している。
レバレッジ比率が全体的に低下し始めている。幅は大きくないが、流れが形成されている。
世界金融危機以降、中国は積極的な財政政策と金融政策を開始し、対応している。中国は現在、レバレッジ比率を引き下げる必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月20日