第19回党大会報告の「新矛盾」に関する判断、今後の中国経済発展の指針を示す

第19回党大会報告の「新矛盾」に関する判断、今後の中国経済発展の指針を示す。習近平総書記は第19回党大会報告で、「長きに渡る努力を通じて、中国の特色ある社会主義は新時代に入った」とし、「中国社会の主な矛盾は、人民の日増しに増大するすばらしい生活への需要と不均衡・不十分な発展の間の矛盾に変化した」と指摘した…

タグ:中国経済

発信時間:2017-10-23 16:59:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 「新矛盾」の「不均衡で不十分な発展」についての描写は、公平性、持続可能性、共通性など訴求多様化原則を具現するものだ。「不均衡、不十分」は、経済発展、自然生態、社会発展などをめぐる不均衡と不十分を含む。実際、「新矛盾」の正確な位置付けは、新発展理念の「革新、調和、グリーン、開放、共有」により伝統的経済学の単一的な成長目標の欠陥を修正することにある。第19回党大会報告報告は、「発展は中国の全ての問題を解決する上での基礎と要となるものである」と指摘する。ここで言う「発展」が指すのは、「より質と効率が高く、公平で持続可能な発展」であり、単純な「生産力」の拡大ではない。


 「新矛盾」は需要と供給について正確に新しい描写を加えた。これまで大雑把に語られてきた「立ち遅れた社会の生産力」は「不均衡で不十分な発展」にバージョンアップされた。すなわち、衣食の需要は基本的に満たされたものの、質の高い経済需要、政治・文化・社会・生態などの需要はまだ充分には満たされていないということだ。


 第19回党大会報告で提起された「新矛盾」は、中国社会の主要矛盾の変化の核心を正確に捉えている。それは理性的で実態に合致した画期的な判断であり、その公平性・持続可能性・共通性といった本質的な内容は現代経済の発展の方向性を示すと同時に、今後の中国経済発展に新たな指針を示すもので、必ずや中国人民をより良い未来に導くに違いない。(筆者:盤和林 財政部中国財政科学研究院応用経済学博士研究員、経済日報・中国経済網コラムニスト)


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月23日

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