先ごろ発表された貿易統計によると、中国の今年第1-3四半期の輸入額は前年同期比22.3%増の9兆1300億元で、市場予想を大きく上回った。
以前の輸出主導から、現在は輸出の安定と同時に着実な輸入の拡大へと貿易構図が変わり、中国経済の実力向上を映し出すと共に、中国が大国の責任を担っていることが示された。
2012-2016年の中国の輸入額は米国に次ぐ世界第2位と、中国は世界経済の回復に大きな貢献を果たした。
習近平主席は今年5月の「一帯一路」国際協力ハイレベルフォーラムで、中国が2018年に国際輸入博覧会を開催すると発表した。将来的に輸入博覧会は、経済グローバル化を推進する公共イベントとなり、各国が国家イメージを展示し、国際貿易を行う開放型協力プラットホームとなる見通しだ。そのためにこれは、中国が世界の市場開放を主導する上での大きな動きともみなされている。