米アップル社の新型スマホ「iPhoneX」(計86万台以上)が、鄭州市のOEM工場から世界に向け出荷された。
鄭州税関が24日、中国新聞社の記者に明かした。統計データによると、同税関は23日現在、iPhone Xを86万4900台監督管理している。輸出分は60万台、国内販売分は26万4900台。
「世界のOEM工場」と呼ばれるフォックスコンの鄭州工場は、アップル製品の主要OEM工場だ。アップルの新型製品が近年製造されていることから、同工場はアップルファンから注目されている。
鄭州税関が監督管理する、第1陣となる4万6500台のiPhone Xが14日、鄭州から出荷された。鄭州新鄭国際空港、上海浦東国際空港から、オランダとアラブ首長国連邦に輸出される。
中国本土で販売される第1陣は18日、鄭州検験検疫部門を通過し、7万6400台が国内で販売される。
アップルは今年9月、新製品「iPhone X」を発表した。これまでのアップル製スマホと異なり、同機種はワイヤレス充電、顔認証機能を持ち、消費者から期待されている。
しかし鄭州テクノロジー市場で長年経営している経営者は、「流行の最先端とされたiPhoneは現在、中国本土ですでに価値を落としている。国産スマホ技術・機能の成熟とアップグレードに伴い、国産スマホに目を向ける若者が増えている」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月25日