中国が火星探査ロケットを飛ばすという意欲的な宇宙計画を進めている。これまでいくつか失敗があったものの、これは世界の宇宙大国のすべてが通る「(はしかのような)子どもの病気」である。国内外の専門家は先行きを明るく見ている。ドイツメディアが報じた。
ドイツ日刊紙ノイエス・ドイチュラント(23日付け)によると、2007年10月24日、「嫦娥1号」が月の周回軌道に入るという輝かしい時を迎えた。同号は月の表面の詳細な映像を提供した。
中国は宇宙開発に力を入れており、この先4年以内に宇宙ステーションを地球周回軌道に乗せ、火星にロケットを飛ばすという。しかし最も注目されているのは月である。これらの任務は政治・軍事目的に役立つだけでなく、将来の潜在エネルギーや原材料資源の調査活動でもある。
4年前の「嫦娥1号」に続き、中国の月面探査車「玉兔」が月面を走行した。計画では2020年までにさらに2車両が月面に着陸する。そのうちのひとつは月の裏側に着陸することである。第二の任務は「嫦娥5号」の発射である。ロボット車両を使い標本を集め地球に持ち帰る。中国が初めて月の岩石を地球に持ち帰ることになる。