中国が13年ぶりに米ドル建てソブリン債を発行する。財政部を通じ、香港で20億ドル分のソブリン債を発行する予定だ。
財政部の関連部署担当者は先日、取材に対し、外国通貨建てソブリン債の発行は、金融業対外開放における重要な措置であり、金融業の双方向の開放にとって重要な意義があると話す。
財政部が香港で発行する20億ドルのソブリン債は、5年満期の10億ドルと10年満期の10億ドル。今回の米ドル建てソブリン債は、発行後に香港聯合証券取引所で取引されることになる。財政部が米ドル建てソブリン債を発行するのは13年ぶり。財政部は2004年10月21日、10億ユーロと5億ドルのソブリン債を発行している。
今回の債券発行が意味するものは何か。財政部関連部署担当者によると、13年ぶりに中央政府が再び国際投資家に外国通貨建てソブリン債を発行するのは、「新たな歴史的起点における金融業の対外開放にとって重要な措置」であり、金融業の双方向での開放拡大にとって大きな意義があると述べる。