第三に、国際投資家の中国経済理解の促進に益する。国際投資家が中国経済の発展に参与する自信を深めることができる。財政部が今回発行する米ドル建てソブリン債は、国際投資家がさらに中国のマクロ情勢や経済見通し、金融発展を理解するのに役立つ。そして中国への関心がさらに深まり、中国への投資がさらに進むことになる。
第四に、政府債務構造の最適化に益することになり、債務構造がよりバランスのとれたものになる。2016年末までに中国政府の対外債務残高は181億ドルで、国債残高の1.06%を占める。そのうち85%がオフショア市場で発行している人民元建て国債である。この割合は歴史的低水準にあるだけでなく、国際平均をはるかに下回る。外国通貨建てソブリン債の適量発行は、中国のソブリン債構成をよりバランスのとれたものにする。
中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月26日