テスラが上海と工場建設を協議中、外資規制が大幅に緩和へ

テスラが上海と工場建設を協議中、外資規制が大幅に緩和へ。

タグ:テスラ 商務部

発信時間:2017-10-27 13:19:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 テスラモーターズが上海に工場を建設するという噂について、テスラ中国法人は23日のインタビューで「中国市場により良く貢献するため、当社は上海市政府と同地域における工場建設の可能性を模索している」と表明した。中国商務部が26日に開いた定例記者会見において、高峰報道官は「テスラは上海市政府と積極的に意思疎通している」と認めた。戦略的新興分野の戦略的投資については「我々は終始、歓迎の態度だ。第19回党大会の精神にのっとり、市場進出条件を大幅に緩める」と答えた。

 

 23日の報道によると、テスラは上海の自由貿易区に工場を建設する協定に署名した。工場竣工後、テスラは25%の輸入関税を支払わなければならないが、企業の完全な経営権を持つ。また生産・輸送コストが低いため、関税の支出が相殺される見通しだ。業界内では、これによりモデル3の生産能力を拡大し、中国での販売価格が下がると分析されている。

 

 高報道官は「海外投資家の中国での投資、特にハイテク、省エネ・環境保護、戦略的新興産業などの分野への投資について、中国は終始歓迎の態度を持つ。中国は第19回党大会の精神にのっとり、市場進出条件を大幅に緩め、対外開放を拡大し、外資系企業の合法的な権益をしっかり保護する」と話した。

 

 テスラは年初、上海市政府と上海工場建設について協議中であり、年末にも同情報を発表すると表明した。トランプ米大統領は11月8-10日に訪中する。業界内では、これが訪中の成果の一つとして発表されると予想されている。

 

 国務院は今年3月末、遼寧省、浙江省、河南省、湖北省など7つの自由貿易区の設立を認めた。これによって自由貿易区は11カ所に増加した。第19回党大会の報告は、自由貿易試験区により大きな改革自主権を与え、自由貿易港の建設を模索するとした。

 

 高報道官はこれについて「商務部は現在、上海市や関連部門と上海自由貿易港区の関連建設案の策定を検討中だ。また浙江自由貿易区も自由貿易港区先行区の初歩的な建設案を策定中で、油製品を中心とする大口商品の貿易自由化を重点的に推進することになる。商務部は今後、関連省・直轄市・部門と共に、自由貿易区の自主権をさらに高め、自由貿易区の建設の模索を拡大していく」と説明した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月27日

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