ECサイトは正価を表示し、セール価格を明示すべきだが、価格面で平等・公平・誠実という経営原則を反し、非文明的な手段をとっている。
ネット通販セール「双11」までまだ半月あるが、戦いはすでに始まっている。天猫(Tmall)の先行販売ページを開くと、どの店も「双11より安い」「1年で一番安い」などとうたっている。最安値で買うには先行販売に参加し、一連の計算をする必要がある。ECの先行販売規則は様々で、各種の「紅包(祝儀)」とクーポン、予約金2倍、最終支払額免除、店舗間活動などがあり、今年の「双11」の先行販売規則は複雑だという声も多く、中には理解力を疑う人までいる。
ECサイトが作った「双11」というイベントは時代の流行をリードし、新しいものを次々と生み出している。様々な販売テクニックを使い、消費者の購入意欲をかきたてようと努める様子には感心させられる。しかし、多くのイベントはどのように人を惹きつけているのだろうか。価格が最も重要であることは確かである。
目が回るような「双11」の複雑な先行販売規則は詐欺行為といえる。ある市民が言うように、店舗の規則を理解し、様々な比較をし、「秒殺」や「紅包争奪」、クーポンくじ、予約金支払いなどを行い、欲しい商品が本当に安くで買えることを確認する必要がある。10月20日から11月11日まで、消費者は辛抱強く眼力と知恵を使い、関連商品のイベントに注目し続けなければいけない。少しでも遅ければ、カート内の商品の価格面の魅力は全くなくなってしまう。消費者はチャンスを逃しても、業者を責めることはできない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月26日