ハイアール、TCL、美的(Midea)、海信(ハイセンス)、スカイワースなど、家電大手の海外業績が急速に成長している。これらの企業の海外売上は来年にも国内売上を上回る見通しで、その大部分は自社ブランドの売上だ。
ここ数年、中国の家電大手は海外市場で頭角を現してきた。TCL、スカイワース、格力(GREE)、ハイアール、美的、海信などはいずれも海外市場での展開を進めつつ、海外の高級家電ブランドを買収している。TCLの李東生CEOは、北京商報の取材に対して、「同社の海外事業収入の割合は50%を超える見込み」だと語った。
2016年、スカイワースの海外テレビ売上高は前年比3.8%増で、うち13.3%が自社ブランドの売上だった。2017-18年度の海外販売台数は1000万台に達する見通しで、うち50%をスカイワースの自社ブランドが占める見込みだ。
青島海信国際営銷股フェン有限公司の朱聃・副総経理は、「2017年は海信の転換の年となり、海信のテレビ事業の海外売上は初めて国内売上を上回る見通しだ」と語る。2007年より海信の海外自社ブランド売上高は22倍増加し、自社ブランドの占める割合は半分を超えた。2016年、海信の海外売上高は35億米ドルを越え、自社ブランド売上の割合は56.8%に達した。朱聃氏は、「向こう5年で海信は海外支持用で飛躍的成長を遂げる」との見通しを示した。