中国は、海上の人員物資輸送・特殊戦闘用のデュアルユース水陸両用高速タイヤ式車両の開発で、技術面の突破を実現した。開発に取り組んでいる中国兵器工業集団中国北方車両研究所がすでに試験車を打ち出している。同車両の重さが5.5トンで、水中試験走行での最高時速は50キロに達した。
水陸両用車両は通常、水陸両用の攻撃艦・水陸両用のドックキャリアまたはホバークラフトから水辺への突撃進入の際、特に艦艇が上陸作戦を行うときに、上陸部隊の海岸線における安全を確保するためのものである。その他、海岸線と艦艇の間の人員・物資の輸送や戦闘支援をも提供する。
このプロジェクトの主要設計者は記者に対して、「5年前、中国北方車両研究所は自己資金で技術研究を始めた。この種の車両の設計は困難だが、開発チームは多くの技術的困難を克服し、車両重量軽減の方法を見つけた。この設計者によると、この車両の主要な部品は国産で、一部は中国初のものである。