香港『南方早報』ウェブサイトは10月23日、「中国の“走出去(海外進出)”戦略が新たな段階に入り、西側企業が中国の規模とイノベーションから利益を得始めた」というタイトルの記事で、以前は中国企業がシェア拡大や技術向上のために西側企業を猛追していたが、今は海外投資対象の中国事業をサポートし、世界の成長を後押ししていると伝えた。
記事は、JPモルガン中国業務主管を務める黄国濱氏の見方を引用し、中国が国内企業の海外投資を奨励する「走出去」戦略を進めて10年余りが経ち、新たなトレンドが出てきていると紹介した。西側の投資対象が中国市場の急速なイノベーションと規模の拡大から利益を得始め、グローバル投資家にとって中国市場の魅力が増したとしている。
仏アパレルブランドのSMCPは20日、パリ上場を果たした。SMCPは2016年に中国の紡績大手、山東如意科技集団が買収し、ファッションブランドのSandroとMajeを傘下に持つ。同社は新規株式公開(IPO)を前に、昨年はグローバル販売が順調で、中国の電子商取引業務において新たに出店したことを明らかにした。