北京市食品薬品監督管理局が発表した情報によると、調理場が見える飲食店は北京の16区に跨り、計1万7584店に達している。北京青年報が伝えた。
市食品薬品監督管理局の当局者は「調理場の可視化は、北京市の『陽光外食』プロジェクトの重点内容だ。食品加工の重要部分のフルカバー、リアルタイムの可視化により、消費者はいつでも外食サービスの食品制作・加工の全過程を監督できる。これにより市民の食品安全への信頼を強化する」と話した。
動画により調理場を公開するだけでも驚きであるのに、市食品薬品監督管理局は市民の食品安全を守るため、より大胆な措置を打ち出した。調理場を携帯電話で生中継するのだ。市食品薬品監督管理局外食サービス監督管理所の責任者である段志永氏によると、近日中にも「北京市陽光外食アプリ」をリリースし、調理場を生中継することで、食品の加工過程の透明化を図るという。消費者は同アプリで飲食店の店内環境、サービス品質、料理、調理場環境などを評価できる。飲食店の資格証明書、人員健康情報、食品薬品監督管理部門の飲食店への評価状況なども、このアプリで公開される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月30日