記者が先ごろ中国鉄建股份有限公司(中国鉄建)から得た情報によると、同社が請け負った北アフリカ最長のトンネルとなるアルジェリアのガンタストンネルは6年余りの奮闘を経て、現地時間30日に正式に貫通した。
ガンタストンネル・プロジェクトはアルジェリアの首都アルジェから西100kmの場所で進められるアルジェリア北方幹線鉄道の重要工事。同トンネルは分離式双設単線トンネルとして設計され、長さが左側路線7346m、右側路線7335mの合計14.68kmに上る。
同トンネルの周辺岩石は、「エンジニアにとっての災難」と言われる膨張性の泥灰土が大半で、頁岩などの軟石が混じり全体的な地質条件が悪い。周辺岩石の膨張変形の大きさと繁雑な変化が施工の難度を高めた。中国鉄建の技術者による前向きな取り組みや、専門家グループによる設計プランと施工技術に関する検討を重ねたことで、膨張性の強い泥灰土地質と高地の圧力による影響を支保工により解消した。