中国と中南米との貿易の伸びは鈍化が続き、特にこの2年間は貿易額の前年割れとなっていたが、今年に入ってから回復軌道に乗っているもようだ。商務部によると、今年1-8月の中南米との貿易総額は前年の同じ時期に比べ18%増加し、貿易収支も均衡化した。
商務部アメリカ・オセアニア司の邵英軍・商務参事官は27日、北京で開かれた中国と中南米のメディアフォーラムで、今年1-8月の中南米との貿易額は前年同期比18%増の1667億8000万ドルに上ったと明らかにした。内訳は、中国から中南米への輸出が前年同期比13.5%増の835億3000万ドル、中南米からの輸入が同22.8%増の832億5000万ドルだった。回復軌道に乗るとともに、貿易構造の一段の高度化が進んでいる。
中国から中南米向けの輸出品は電気・機械設備が主力となっており、中南米からの輸入品は従来のエネルギー・鉱物資源以外に多様化が進み、様々な農産物が中国の食卓に届くようになった。