イギリスの『デイリー・メール』によると、UBSとプライスウォーターハウスクーパースが共同でまとめた報告で、2016年のアジアの億万長者は637人で、米国の563人を上回ったことがわかった。しかし、資産では米国が首位をキープした。アジアでは平均して3日に1人の億万長者が生まれる。3位は欧州で342人だった。世界の億万長者の数は1542人、総資産は約6兆ドル。また、億万長者が経営するグループの従業員数は約2770万人で、中国に集中している。
近頃、各大陸は貧富の差の拡大という問題に直面しているが、UBSとプライスウォーターハウスクーパースは、億万長者の巨額資産は支援が必要な人たちに役立てられる可能性が高いとした。報告によると、今後20年で億万長者の年齢は上がり、約2兆4000億ドルの資産が慈善事業に充てられる見通し。また、プライベート博物館の数が増加し、公共博物館に多くの資金が入り、一般客は博物館に行きやすくなる。さらに、億万長者はスポーツのクラブの持続的発展も支援し、その所在地に関連の利益をもたらすとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月31日