中米の歴代首脳は両国関係を高度に重視してきた。中米首脳は毎回の交流で、共に関心を寄せる国際・地域問題で深く意見交換している。これは各自の利益のためであり、両国の世界への責任をも着眼点としている。
現在の世界では、地域の問題が多発し、テロリズムが蔓延し、ポピュリズムと脱グローバル化が台頭している。このような状況下、現在の中米関係を観察するためには、二国間交流の需要を把握し、国際協力の方向も把握しなければならない。
「米中が上手く協力できれば、世界はより良くなる」。米ブルッキングス研究所のジョン・アレン所長は、世界が中米の協力を必要とし、中米が協力可能な▽経済発展▽高齢化への対応▽都市計画とインフラ整備▽AIなどの技術と革新▽資源不足と気候変動――という5大分野を列挙した。
アレン所長は、人類社会が21世紀の差し迫った問題に直面する際、「米国と中国は非常に重要なリーダーシップを発揮することができる」と述べた。
開放的な中国は世界経済により多くのチャンスをもたらし、米国を含む世界各国の協力展開により幅広い空間を与える。健全かつ安定的な発展を続ける中米関係は、両国民により大きな利益をもたらし、世界の平和・安定・繁栄の維持に向けより大きな貢献を成し遂げる
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月8日