グローバルガバナンスの複雑性と不確定性が現在、日増しに高まっている。大国関係はいかに発展を続けるべきだろうか。中国や米国などはいかに国際的な議題をめぐり協力し、解決策をもたらすべきだろうか。清華大学が主催するフォーラムが先月30日、北京市で開かれた。米ブルッキングス研究所のストローブ・タルボット所長、ジョン・アレン次期所長がフォーラムに出席し、中国人学者とともに世界の大すう勢とその影響を分析し、中米新型大国関係などグローバルガバナンスにおける重要議題について検討した。
タルボット氏はグローバルガバナンスの現状について「この20年以上に渡り、国際社会はグローバルガバナンスで大きな進展を実現した。しかしこの過程は2008年と2009年に後退した。国際社会はさらなる努力により、それまでの流れを正しい軌道に戻す必要がある。この努力には、中米両国の協力が不可欠だ」と分析した。