第25回アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の席上、多くの首脳が中国の発展の将来性に期待し、さらに「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)国際協力に参加し、アジア太平洋の繁栄と発展を共に促すことに期待感を示した。
中国外交部国際経済司の張軍司長は11日、中国代表団プレスセンターで開かれた国内外プレスブリーフィングにおいて「今回の会議は積極的な成果を手にした。アジア太平洋の開放・発展の大方向を守り、APECの協力の勢いを固め、APEC枠組み内の実務的な協力を推進した、成功を収めた会議となった」と話した。
張氏は中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)後に中国が新たな道を歩むことで、アジア太平洋にどのようなチャンスをもたらすかについて「中国の革新的発展はアジア太平洋に新たな動力を注ぎ、新たな全面的対外開放はアジア太平洋により幅広い市場を提供する。中国は市場参入のハードルを大幅に下げ、経営環境を全力で改善し、アジア太平洋の各国に向け対中投資の新たなチャンスを創出する。中国は今後15年に渡り、24兆ドルの商品を輸入し、2兆ドルの域外直接投資を導入し、対外投資総額は2兆ドルにのぼる見通しだ。中国はアジア太平洋の包括的で持続可能な発展に向け新たなチャンスを創出し、新たな貢献を成し遂げる」と表明した。