中国の責任感は、世界経済の難題に対して有効な解決策を提起したことに見られる。
「一帯一路」イニシアチブはまさに世界経済の難題を解決するための中国の解決策だ。習主席は演説で、「一帯一路」共同建設構想の核心とは、「インフラ建設と相互連結の促進、経済政策協調と発展戦略連係の強化、協調的発展の促進、共同的繁栄の実現だ」と指摘した。これはそれぞれの国と地域の発展戦略と「一帯一路」構想をリンクさせれば、潜在力を一段と掘り起し、地域の融合と経済発展の促進が可能になることを意味する。
中国の責任感は、国や階層の違いにかかわらず、全ての人々が発展の恩恵を享受でき、素晴らしいビジョンを現実にすることを追求していることに現れる。
経済グローバル化のプロセスは逆風にさらされているが、その大きな要因の1つは発展への包摂性が不足していることだ。どうすれば各国、各階層の人々が公平にグローバル化の恩恵を受けられるのだろうか?中国の出した答えとは、◇開放的で全ての人に恩恵が及ぶ市場を拡大するとともに、利益を共有できるチェーンを強化する。◇効率的で公平な仕組みを整え、社会正義を守る。――そうすれば、人々はチャンスをつかみ、成果を享受できるようになる。
中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)が成功裏に閉幕し、中国は新時代に入り、新たな道に踏み出した。世界第2の経済大国として、中国は習近平主席の新時代の中国の特色ある社会主義思想の指導の下、世界の舞台でより一層大国の責任をもって、アジア太平洋の発展に貢献していく方針である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月13日