2016年9月29日、中国広核集団はフランス電力(EDF)と英国政府との間で原発新設に関する一連の契約を締結。これにより、中国広核集団のヒンクリー・ポイントC原発と東部サフォーク州にあるサイズウェルC原発(SZC)、エセックス州にあるブラッドウェルB原発(BRB)への出資が決まった。
中国側の出資比率はヒンクリー・ポイントCが33.5%、サイズウェルCが20%、ブラッドウェルBが66.5%で、中国自主開発の第3世代原子炉「華竜1号」が採用された。今年1月初め、英国は「華竜1号」の包括的設計審査(GDA)申請を受理した。中国広核集団は完成までに5年を見込んでいる。
中国広核集団の英国法人、通用核能国際有限公司(General Nuclear International)の鄭東山・総経理は、ヒンクリー・ポイントC原発の建設について、2019年中に原子炉建屋などの主要施設を着工し、2025年にも稼働開始を見込んでいるとした上で、「完成すれば英国の電力需要の7%を賄える」との見通しを示した。工事は予定通り順調に進展しているとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月22日