446日の奮戦を経て、京張高速鉄道下花園区董家荘トンネルが昨日貫通した。これは同高速鉄道全線で初めて貫通したトンネルで、鉄道建設のペースが再び上がった。
同トンネルは河北省張家口市下花園区辛荘子郷内に位置する。全長1162メートルで、深度は約4-70メートル。施工業者の中国港湾工程有限責任公司のプロジェクト担当者である傅鑫彬氏によると、トンネルの地形は起伏が激しく、山が険しく、地質構造が複雑で、岩には割れ目が多く、しかも多くの風化した岩が含まれていた。これらの岩は水に濡れると泥になりやすく、陥没を引き起こすため、施工がさらに難しくなった。施工担当者らはこれらの問題を解消するため、掘削手段の難関突破と技術革新に取り組んだ。小幅推進、小規模爆破、支えの強化によりトンネルを掘削。1日で80センチしか掘り進めない日もあった。
京張高速鉄道は中国高速鉄道建設の最高の成果を集めている。傅氏は「すべてのトンネルの施工に最高標準のトンネル施工技術を採用。使用する機械・設備も国内の高速鉄道トンネル建設としては最新のものだ。プロジェクトは2016年3月に正式に着工。旧京張鉄道竣工110周年となる2019年に全線開通を実現する」と説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月24日