企業の生産・販売は次第に回復している。企業の生産(サービス)量が昨年に比べて「増加」と答えた企業家は32%と、2016年を12.3ポイント上回った。「横ばい」は44.4%、「減少」は23.6%。「増加」は「減少」より8.4ポイント高く、5年ぶりに上回った。また、生産停止、ほぼ停止の企業の割合もここ5年で最も低かった。
企業景気の回復により、現在のマクロ経済情勢に対する企業家の判断も楽観的な方へと向かっている。現在のマクロ経済情勢について、「とても良い」もしくは「比較的良い」は41.5%で、2011年以降では最も高く、2016年に比べ21.2ポイント上昇。2017年のマクロ経済が「正常」と考える企業家が初めて過半数を超え、2008年以降の最高となった。
来年の市場に対する企業家の見方は全体的に楽観的となった。来年の経営状況が「好転」すると答えたのは41.9%、「変わらない」は47.5%、「悪化」は10.6%。「好転」は「悪化」を31.3ポイント上回り、2016年の調査結果を大幅に上回った。