中国と「一帯一路」沿線国との貿易額は中国の貿易総額の25%以上を占める。浙江省では、輸出企業の欧米など先進国市場への依存度は低下しつつあり、輸出入額トップ3の国・地域はEU、米国、日本からEU、米国、ASEANに変化、中東・中東欧地域との経済貿易協力も急成長している。
対外投資も貿易成長をけん引した。現時点までに、中国企業は「一帯一路」沿線で75の海外経済貿易協力区建設を推進、進出企業は3412社に上り、現地で20.9万以上の雇用を創出した。
業界関係者は、「年初より、中国の輸出入は予想以上に伸びており、来年も安定の中で成長する可能性が高い」と指摘。招商証券のマクロ経済チーフアナリスト謝亜軒などの専門家は、「世界経済は全体として回復傾向にある。2018-19年に中国の金融・財政政策が大きく引き締められない限り、中国の貿易情勢の改善傾向は変わることはない」とみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月28日