中国携帯電話メーカー、東南アジアで躍進

中国携帯電話メーカー、東南アジアで躍進。

タグ:スマートフォン市場

発信時間:2017-12-05 13:49:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  

 市場調査会社ガートナーが11月30日に発表した2017年第3四半期世界スマートフォン市場データによると、中国メーカーの華為(ファーウェイ)、OPPO、小米(シャオミ)がサムスン、アップルとともにトップ5に入った。うち、小米の出荷台数は前年同期比約80%増、市場シェアは昨年の4%から7%に拡大し、注目を集めている。東南アジア市場でも、中国メーカーは良好な成績を収めている。


 IDCのデータによると、2016年、OPPOは13.2%の市場シェアで2位につけ、出荷台数は前年同期比37.5%増加。華碩(ASUS)と華為はそれぞれ5.9%と5.1%で3位と4位だった。


中国携帯電話市場が飽和化 海外進出がトレンドに


 ガートナーの報告は、小米などのメーカーが好成績を収めたことのほかに、中国のスマートフォン市場の萎縮にも言及。報告は、アジア・太平洋の新興市場および北米市場の急成長のおかげで、世界のスマートフォン出荷台数は第3四半期に中国市場が低迷する中で前年比3%の増加を実現したとしている。


 2016年と2017年の第3四半期のデータを比較すると、中華圏のスマートフォン販売台数が世界に占める比率は32.3%から27.9%に低下、アジア・太平洋新興市場の世界に占める比率は19.1%から21.3%に上昇。中国のマートフォン市場の低迷とアジア・太平洋新興市場の携帯電話市場の潜在力が明らかになった。


 中国携帯電話市場の飽和の動きは2年前から現れている。IDCの2015年の報告によると、同年第1四半期、中国のマートフォン出荷台数は前年同期比4.3%減少、前期比8%減少した。市場調査会社カウターポイントのトム・カン研究員は当時、中国のマートフォン市場の浸透率は90%に達し、新規購入から買い替えの市場に変わったと話している。


 中国携帯電話連盟の王艶輝事務局長もこの見方に賛同している。王艶輝氏は、「今年の携帯電話販売台数は前年比で再び減少する。小米が今年目覚ましい成長を遂げたのは海外市場のおかげで、海外進出は中国メーカーのトレンドになるだろう」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月5日

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