テンセントの馬化騰氏、デジタル経済の3大責任に言及

テンセントの馬化騰氏、デジタル経済の3大責任に言及。

タグ:第4回世界インターネット大会 テンセント 馬化騰

発信時間:2017-12-05 16:42:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る



 「デジタル経済の発展・開放と共有の促進ーインターネット空間運命共同体の共同構築」をテーマとする第4回世界インターネット大会が3日、烏鎮で開幕した。同日の会議において、AI、デジタル経済、5Gなどが、馬雲氏、李彦宏氏、馬化騰氏、雷軍氏、ティム・クック氏など多くの大物が最も多く口にするキーワードになった。


 テンセント会長兼CEOの馬化騰氏

 

 デジタル経済はこの1年間で、最も成長率の高い、革新が最も活発な、影響範囲が最も広い経済活動になった。世界の主要科学技術・IT企業はこの流れに乗り、高度成長を実現した。わずか1年の間に、世界時価総額トップ10社のうち7社が科学技術企業となった。この7社のうち5社はIT企業。しかし外から期待がかかるほど、自らが担う責任をはっきり認識する必要がある。私は今日、3つの面から責任への理解を説明する。

 

 (一)革新。当社は今年、インターネットを基礎とする科学技術・文化企業になると表明した。ここで最も重要なのは、革新だ。デジタル経済の時代において、新製品は月ベース、さらには日ベースで更新される。大企業も非常に迅速かつ敏感に更新していく必要がある。世界の新たな産業革命を前にして、新技術は新たな再編の機会を迎えている。中国企業はこれまで、主に新技術の追随者を演じてきたが、我々は今日、新技術の駆動者・貢献者になり、世界の協力先と共に発展する必要がある。例えば当社はテンセントクラウドを使い、最新技術を企業に開放している。コンテンツ開放プラットフォームを通じ、文化・創意産業の発展を促進している。将来的により多くの技術と文化商品が、デジタルシルクロードを通じ世界に進出する。

 

 (二)能力の付与。デジタル経済と実体経済の関係は代替ではなく、融合だ。インターネットを始めとするデジタル技術は、オンラインとオフラインの一体化を促す。当社はかつて、IT企業は個人ユーザーの悩みを解消するため尽力すべきとしていた。デジタル経済はこれから我々IT企業に対して、各業界に能力を付与し、伝統企業の悩みを解消することを求める。我々は知恵の連結により、各業界のデジタル化モデルチェンジ・アップグレードに力を貸し、各業界が最終的にクラウドAIによりビッグデータを処理できるようにする。特に製造業という主戦場においては「インターネット+先進製造」を通じ、ソフト・ハード・サービス一体化のスマート製造の推進を続けなければならない。この能力付与と革新については、現在の世界には参考にできる経験が存在しない。我々すべてのIT企業が各業界と共に協力し、開放と共有の態度により模索していく必要がある。

 


 (三)ガバナンス。インターネットをベースとするデジタルプラットフォームは現在、「マルチユーザー」から「全ユーザー」のプラットフォームに変わろうとしている。水や電気のように、人類社会のすべての個人と組織の基本的な需要になる。これはIT企業の事業モデル、組織形態、企業責任などに対して、新たな要求を突きつける。今回の世界インターネット大会は、世界インターネットガバナンスのため中国の力で貢献し、世界に「サイバー空間運命共同体を共に構築」という中国のプランを示すことを強調している。この「運命共同体」には現在、法律・道徳・技術・文化などさまざまな新問題が生じている。これを独自の力で完全に解消し対応できる企業や組織は存在しない。各国政府、業界の提携先、社会各界が共に模索し、共同構築・ガバナンスする必要がある。




「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月5日

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